名古屋には、昭和59年に完成した世界最大級の大太鼓“ん太鼓”がある。
この“ん太鼓”は、アフリカ カメルーン国の ブビンガーという樹齢1200余年の原木から作られ、胴の直径は240cm、全長も240cm、重量約3t(台車含む)というすさまじい太鼓である。
また、胴の側面には、当時、119歳の世界最長寿 泉重千代翁揮毫の“ん”の金文字が、彫り込まれ、荘厳さと品格を兼ね備えた、まさに世界一の大太鼓である。
この“ん太鼓”は、筑波科学万博をはじめ大阪花博、名古屋城博など、大イベントに日本を代表するものとして、ひっぱりだことなり、その演奏者が、昭和62年に設立したのが「鯱龍太鼓(こりゅうだいこ)」である。
名古屋を代表する創作太鼓チームとして、金のシャチホコの鯱と、中日ドラゴンズの竜を龍として命名。
現在メンバーは約十数名。年間50回以上の出演をこなし、毎年、ん太鼓とともに名古屋まつりの宵まつり・パレードに参加している。
そのほか、愛知県警刑事部の太鼓チーム「飛翔太鼓」創設の指導、各種学校での指導も行い、愛知県太鼓連盟の役員を務め、日本太鼓財団 愛知県支部、中日本太鼓連合設立にも貢献している。
・主な出演メンバー
宮口 鼓鳳 , 太田 鼓由 , 松岡 華奈龍 , 溝口 親鼓龍
副島 由己子 , 溝口 裕志 , 岡安 俊明
・主な演奏曲
出陣太鼓 , 合戦太鼓 , 山野豊 , 曲打ち囃子
かがり火太鼓 , 清流昇り打ち , 栄光 , 飛山濃水
餅つき太鼓 , 天地掃雲 , 雷門布鼓 , 日本の香り